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2026年3月25日(水)ブログ

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の年収・評判まとめ|役職別給与と働き方を解説

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の年収・評判まとめ|役職別給与と働き方を解説

 

NTTデータ100%子会社のコンサルティングファームとして、グローバル案件に強みを持つフォーティエンスコンサルティング。2025年10月にクニエから社名を変更し、新たな成長ステージに踏み出しました。

本記事では、フォーティエンスコンサルティングの年収水準を役職別・年代別に整理し、報酬が高い背景や働き方の実態、採用情報からキャリアパスまで幅広く解説します。

 

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)とは?日系屈指のグローバルコンサルファーム

フォーティエンスコンサルティング株式会社は、NTTデータが100%出資するコンサルティングファームです。アーンスト・ヤングのコンサルティング部門やキャップジェミニ日本法人を源流とし、2009年に設立されました。経営戦略からDX、業務改革、グローバル展開支援まで、企業の経営課題を幅広くカバーしています。

 

フォーティエンスロゴ

項目 内容
法人名 フォーティエンスコンサルティング株式会社(Fortience Consulting Inc.)
旧社名 株式会社クニエ(QUNIE CORPORATION)※2025年10月1日変更
設立 2009年7月1日
代表者 代表取締役社長 山口 重樹
資本金 95百万円
株主 株式会社NTTデータ(100%)
従業員数 1,200名
本社所在地 東京都千代田区大手町2-3-2 大手町プレイスイーストタワー11F
海外拠点 タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、中国(上海)
上場区分 非上場

(出所:フォーティエンスコンサルティング 公式HP 会社概要) 

 

「Fortience(フォーティエンス)」は、Foresight(先見性)・Fortitude(不屈の精神)とIntelligence(知性)・Experience(経験)を組み合わせた造語です。グローバル情勢の急激な変化に対応し、クライアントの変革を支援するコンサルティングファームとしての決意を込めた名称となっています。

 

プロジェクトの65%以上がグローバル案件

フォーティエンスグローバル展開

(出所:フォーティエンスコンサルティング 公式HP)

 

フォーティエンスコンサルティング最大の特徴は、プロジェクトの65%以上がグローバル案件である点です。タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、中国に自社拠点を構え、現地法人に頼らず自社コンサルタントが直接プロジェクトを遂行します。

この環境を反映し、新卒社員のバイリンガル比率は98%、トライリンガル比率は30%に達しています。語学力とグローバルビジネスの実務経験を早期から積める環境は、日系コンサルティングファームの中でも際立った特徴です。

 

サービス領域も幅広く、製造・消費財・小売・通信・金融・公共・ヘルスケアなど多業界に対応しています。特にSCM(サプライチェーン管理)やPLM(製品ライフサイクル管理)、調達購買改革といった製造業向け領域は、国内トップクラスの実績を誇ります。

 

NTTデータグループの安定基盤と独立したプロ集団

NTTデータの100%子会社でありながら、社員の99%以上がプロパーで構成されています。親会社からの出向者はほぼおらず、コンサルティングファームとしての独立性が保たれた組織です。

一方で、NTTグループならではの福利厚生や安定した経営基盤は享受できます。当期純利益は2019年3月期の9.5億円から2025年3月期の39.5億円まで7年連続で増益を達成しており、財務面の健全性も高い水準にあります。

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の役職別・推定年収

フォーティエンスコンサルティングは非上場企業のため、有価証券報告書による公式の平均年収データは公開されていません。給与体系は年俸制で、残業代は基本給に含まれています。

賞与は年1回(5月)の業績賞与が基本で、年俸の約20%が目安です。近年は3月に臨時賞与が追加支給されるケースもあり、評価次第で賞与が年俸の30%を超えることもあります。5月賞与はコンサルタント職でも200万円超の支給実績があり、役職によっては1,000万円を超える水準です。

 

役職と年収レンジ

フォーティエンスコンサルティングのキャリアパスは、アナリストからマネージング・ディレクターまで7段階で構成されています。推定平均年収は約1,159万円です。

役職 年次目安 推定年収レンジ
アナリスト 1年目 450万円
コンサルタント 2〜5年目 500〜700万円
シニアコンサルタント 5〜8年目 700〜900万円
マネージャー 最短7年目 900〜1,200万円
シニアマネージャー 最短10年目 1,200〜1,500万円
ディレクター 評価次第 1,500〜2,000万円
マネージング・ディレクター 評価次第 2,500万円〜

出所:弊社独自調べ) 

 

上記は採用ページの公開情報や弊社の転職支援実績をもとに作成した目安です。実際の報酬は個人の経験・担当領域・評価によって変動します。

 

業界主要企業との年収比較

フォーティエンスコンサルティングの推定平均年収を、コンサルティング業界の主要企業と比較すると以下のとおりです。

 

会社名 推定平均年収
デロイトトーマツコンサルティング 1,422万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 1,393万円
KPMGコンサルティング 1,328万円
PwCコンサルティング 1,316万円
アクセンチュア 1,268万円
野村総合研究所(NRI) 1,242万円
フォーティエンスコンサルティング 1,159万円
ベイカレント・コンサルティング 1,118万円
三菱総合研究所 1,104万円
アビームコンサルティング 753万円

 (出所:弊社独自調べ)

 

BIG4(デロイト、EY、KPMG、PwC)にはやや及ばないものの、日系コンサルティングファームの中では上位に位置しています。ベイカレント・コンサルティング(1,118万円)や三菱総合研究所(1,104万円)を上回り、アビームコンサルティング(753万円)との差は400万円以上です。

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の年収はなぜ高いのか?

日系コンサルティングファームの中でも高い報酬水準を維持できる背景には、大きく3つの要因があります。

 

7年連続増益の収益力が報酬原資を支える

フォーティエンスコンサルティングの当期純利益は、2019年3月期の9.5億円から2025年3月期には39.5億円へと、7年間で約4倍に成長しました。利益剰余金は101.2億円に達しており、財務体質は極めて健全です。

コンサルティングビジネスでは人件費が最大のコストであり、同時に売上成長の原動力でもあります。業績が伸び続けることで、コンサルタント一人ひとりへの報酬還元も厚くなる構造です。

 

グローバル案件の高単価がコンサルタントの報酬に反映

プロジェクトの65%以上がグローバル案件であることは、報酬面にも直接影響しています。海外プロジェクトは国内案件と比較してフィーが高く設定される傾向にあり、1案件あたりの売上単価が大きくなります。

加えて、自社コンサルタントが現地に入って直接遂行するスタイルのため、外注コストを抑えながら高いマージンを確保できる構造です。この収益性の高さが、コンサルタントへの還元に反映されています。

 

製造業・SCM領域の専門性が高単価案件を生む

フォーティエンスコンサルティングは、サプライチェーン管理や生産管理、調達購買改革など、製造業の上流から下流までを幅広くカバーする専門性を持っています。基幹システムの導入だけでなく業務プロセスの変革まで踏み込む点が、他ファームとの差別化要因です。

こうした専門領域は参入障壁が高く、競合が限定されるため、高い単価を維持しやすい市場構造にあります。ITと業務の双方に精通した人材の希少性も、報酬水準の高さにつながっています。

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の働き方・福利厚生

勤務制度・ワークスタイル

フォーティエンスコンサルティングでは、フレックスタイム制(コアタイムなし)を導入しています。月間平均残業時間は約41時間(弊社独自調べ)と、コンサルティングファームとしては無理のない水準です。

NTTグループに属しているため、極端な長時間労働が発生しにくい環境が整っています。完全週休2日制(土日)に加え、祝日・年末年始休暇・年次有給休暇が確保されており、プロフェッショナルファームの中では持続可能な働き方を実現しやすい職場です。

 

勤務地は東京本社が中心ですが、大阪・名古屋・福岡にも国内拠点があります。プロジェクトの内容に応じて国内外への出張が発生するため、一定の機動力は求められます。

 

NTTグループの福利厚生・研修制度

福利厚生はNTTグループの制度を活用できる点が大きな魅力です。NTT企業年金基金、NTTグループ確定拠出年金、長期障害所得補償保険に加え、財形貯蓄制度や社員持ち株会制度も整備されています。独立系のコンサルティングファームでは実現しにくい手厚さです。

研修制度も充実しており、新卒社員には1年間の研修プログラム(集合研修と3回のOJT)が用意されています。中途未経験者にも200時間以上の研修が提供されるほか、マネージャー昇格者向けのNew Managerトレーニングも設けられています。

 

フォーティエンス研修制度

(出所:フォーティエンスコンサルティング 公式HP)

 

また保険関連では、健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険に加え、総合福祉団体定期保険や退職積立金も完備されています。

コンサルティングファームの高い報酬とNTTグループの安定した福利厚生を両立できる点は、他社にはない魅力でしょう。

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)の採用情報・選考フロー

中途採用の募集職種と応募条件

フォーティエンスコンサルティングの採用は、中途が全体の80%以上を占める年度もあります。

応募条件は大卒以上かつ実務経験2〜3年以上が基本で、給与体系は年俸制(交通費全額支給)です。勤務地は東京または大阪で、プロジェクトに応じて国内外への出張が発生します。

 

職種カテゴリ 年収レンジ
インダストリーコンサルタント 500〜1,500万円
SCM/購買/ロジスティクスコンサルタント 500〜1,500万円
PLMコンサルタント 500〜1,500万円
会計領域コンサルタント 500〜1,500万円
デジタル戦略コンサルタント 700〜1,300万円
セールス&マーケティングコンサルタント 500〜1,300万円
HCMコンサルタント 500〜1,200万円
エンタープライズ・ソリューションコンサルタント 500〜1,200万円

(出所:フォーティエンスコンサルティング公式HP 求人情報)※2025年6月時点

 

製造業やSCM領域に加えて、デジタル戦略や人事系など幅広い職種で募集が行われています。コンサルティング未経験者の採用枠も設けられており、事業会社出身者が活躍する土壌があります。

 

選考プロセスと面接対策

選考フローは「書類選考 → 一次面接 → 二次面接 → 適性検査 → 最終面接」が基本です。

面接ではケーススタディが出題されることがあり、論理的思考力に加えてクライアントへの提案力が問われます。
グローバル案件の比率が高いため、英語力は選考において重要な評価ポイントです。TOEIC800点以上やビジネスレベルの英語力があると有利に働くでしょう。

 

志望動機では、同社が強みを持つ製造業・SCM領域やグローバルプロジェクトへの関心を具体的に伝えることが効果的です。コンサルティング未経験の場合、前職での業務改善経験やプロジェクト推進の実績を整理しておくと、面接で説得力のあるアピールにつながります。

 

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)でのキャリアパス

社内キャリア

フォーティエンスコンサルティングでは、マネジメントパスとスペシャリストパスの2系統が用意されています。マネジメントパスではプロジェクトリーダーとしてチームを率いる役割を担い、スペシャリストパスでは特定領域の専門家として深い知見を活かすキャリアを歩みます。

いずれのパスでも、グローバル案件への参画を通じて海外拠点でのマネジメント経験を積む機会があります。入社後早い段階から東南アジアや中国でのプロジェクトに携わるケースも多く、国内にいながら海外経験を蓄積できる環境は同社ならではの強みです。

 

昇格審査では、プロジェクトでの成果に加え、組織への貢献度や後輩育成の実績も評価対象に含まれます。マネージャー以上ではクライアント開拓の能力も問われるため、技術力とビジネス開発力の両方を高める姿勢が求められます。

 

社外キャリア(ポストコンサル)

フォーティエンスコンサルティング出身者の転職先としては、事業会社の経営企画・海外事業部門や、外資系コンサルティングファームが代表的です。グローバル案件で培った語学力やクロスボーダープロジェクトの実務経験は、転職市場で高く評価されます。

 

製造業やSCM領域での専門性を持つコンサルタントは、メーカーのサプライチェーン責任者やCOOポジションへ転じるケースも見られます。NTTデータグループ内での異動という選択肢がある点も、キャリアの幅を広げる要素の一つです。

マネージャー以上の経験者であれば、PEファンドの投資先支援やスタートアップのCxOポジションも選択肢に入ります。グローバル経験と専門領域の掛け合わせにより、ポストコンサルの市場価値は高い水準にあります。

 

まとめ

フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)は、推定平均年収約1,159万円と日系コンサルティングファームの中でも上位に位置するファームです。プロジェクトの65%以上がグローバル案件という独自の立ち位置と、製造業・サプライチェーン領域における深い専門性が高い報酬水準を支えています。

NTTデータグループの安定した経営基盤のもとで7年連続増益を達成しており、フレックスタイム制や充実した福利厚生など、働きやすさの面でも整った環境です。

 

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大森崇のプロフィール写真
リネアコンサルティング株式会社 代表取締役社長 大森 崇
1998年にリクルートグループ入社後、ベリングポイント(現PwCコンサルティング)にて、採用責任者として年間250名以上のコンサルタント採用や研修を担当。2008年にリネアコンサルティングを設立し、代表取締役社長に就任。今まで1万人以上の転職支援や、企業の採用支援RPOに関わる。企業の採用・経営支援に従事する傍ら、Gallup認定ストレングスコーチとしても活動。ビズリーチ「日本ヘッドハンター大賞」コンサル部門MVP、日経HRエージェントアワードMVPなど受賞歴多数。YouTube「コンサルキャリアch」運営。